RPG的精神論 第五回
 「生かされずに生きる事そして私」

全ては虚実と出任せの名の下において常に闇の中に有る。そして闇は永遠に消えない。
    ──Ark Daimon


第一章「思いは流れて、水溜まりになる」

 私は何時いかなる時にRPGをしたくなるのだろう。RPGをするに当たり私は次の事だけには気を付けている。つまり楽しめなければ意味が無いという事だ。周りの人が不快な思いをしている状況で私は楽しいとは思えない、だからこそ私はより広い視点で状況に合った行動をしていきたいと思う。思っているだけという話も有るが・・・・・・

 私は今精神的に苦しんでいる人たちにRPGを進めたい。RPGだけではない小説でも漫画でもコンピューターRPGでもいい、人それぞれがとっつきやすいものから始めればいいと思う。しかしその読み方には一つだけ重要な事がある。それは出来るだけその物語に出てくる登場人物と一緒になる事だ。それはその世界にどっぷりとはまってコスプレまでしてという事ではない。今その人がどのように感じてどのように考えてその上でなぜそれを行ったかそれを知る事、もしくは知った気になる事が重要だと思う。

 自分とまったく違うかもしれないし似通っているかもしれないその人が、泣いたり・怒ったり・笑ったりするのを『自分が同じ状況に陥ったらきっと同じ事をするだろう』とか、『いや自分ならここではきっとこういう事をしてしまうだろう』というのを考えて感じて心に刻んでほしい。そうすればきっと『自分はこういう人間でこんな時にはこんな事をする人間なんだ』という事が分かると思う。そうすればどんな状況においても自分という存在に対して喪失感に支配される事も無いと思う。

 もし気付いてしまった自分というものが、嫌な奴でどうしても自分を変えなければと決心した時のために、一つだけ方法を提示しておきたいと思う。それは嫌な奴と自分が目指すいい奴の両方において、日常生活のいろいろな場面場面においてどのような対応やどのような行動を行うのかを一つ一つ想像していくものだ。人間の特に他人に対する評価を付けたり価値を与えるという事は、日常の些細な事において決められる事が多く、その自分というキャラクターは些細な行動一つ一つにおいて固まっていくのもなのだ。だからこそ自分が目指している自分のとるであろう行動を行っていく事は大事だと思う。

 周りの圧力に負けてしまっている人へ。あなたはこうあるべきだと押さえつけられてしまっている人です。もしその決められてしまった自分が嫌だと思い悩んでいるのならばこう問い掛けなさい。「私を決め付けているあなた、あなたは何故私はこうあるべきだと御思いなのですか。私はその理由を聞く権利があるし聞くべきだとも思う」そしてその理由をきちんと聞きなさい。もし相手がその答えを明かさないのならばあなたはその自分を強いる必要はなくなります。しかし相手がどんなにくだらない事を理由として上げてもあなたはそれを最後まで聞く必要があります(聞くだけで結構です信じる必要まではありません)なぜならその問いはあなたが問い掛けたのだから・・・・。その時もう一つ重要な事があります。話を聞く時に体の後ろで右手を左手で押さえてなくてはなりません。なぜならそれは自分は感情的にならずに話を最後まで聞くのだという戒めになるからです。そして自分の感じた道を行いなさい、それがより幸福な人生になると思います。

 今までの所は人生相談のようになっていますが、これからはRPGについて話したいと思います。RPGというのは人生に近いと思います。もちろんキャラクターの人生を演じるのだから当たり前と言えば当たり前の事なのですが。しかしRPGにおいてキャラクターは"環境においていきる事を定められた存在"ではなく"自らが生きる事を選択し勝ち取って生きている存在"だと思う。なぜならもしその時自分がこういうキャラクターを創ろうと思わなかったらそこにそのキャラクターは存在しなかったからだ。(だから私はすべてサイコロでキャラクターの全てを決めてしまうゲームは嫌いです)"自らによって生きている存在"それこそが私が目指している生き方であり近代の人間が目標としてもいい生き方だと思います。それがRPGにはあります、だからこそもっとRPGをして自分を磨き上げていってほしいと思います。
 

第二章「心に刻まれる言葉は、心それ自体になる」

 好きな言葉、名言、格言などなど

・ 友達は自分と違っていた方がいい。自分には無い所がある人と一緒に居た方が、もっといろんな事が出来るしもっといろんな事を知る事が出来る。

・ 視野はもっと広い方がいい。一つの事しか見ていなければいつかそれがどんな形をしているかさえ見えなくなる。

・ その環境が自分には合っていないと思うならば、人はその環境を変えようとしてもいいはずだ。それは逃げる事にはならない。

・ 何故逃げていけない、何故負けていけない、何故あきらめていけない。

・ そこには常に二つの意見が存在する。そしてその両方を弁護する証拠がそれぞれ沢山存在する。だから私は迷う事が無いその両方が正しいのだから。

・ 私の辞書には不可能という言葉が欠落している。(意味:私も完全ではない)

・ たとえ私が死んだとしても私はあなたの中で生き続ける。(意味:怨んでやる)

・ それでも地球は回っている。(意味:二日酔い)

・ トラ!トラ!トラ!(意味:干支が思い出せない

・ 人は考える葦だ。(意味:考えるだけで何も出来ない)

・ 猿も木から落ちる。(意味:万有引力の法則)

・ 学ぶ場所は宇宙だ。(意味:学校が遠い

・ 虎の威を借りる狐(意味:助さん格さん)

・ 人民の人民による人民のための政治(意味:ナショナリズム)

・ 芸術は爆発だ!(意味:銃刀法違反

・ 一億総〜時代(意味:どれでも同じ)

・ 完


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